たくさんのおもちゃとお菓子と共に【親愛セレモニーホール】

生まれた時から病気で、家で過ごす事が叶わなかった女の子。

最初で最後の家族団らんのひと時を過ごしました。

子ども部屋

当時6歳の女の子は生まれた時から病気を患っており一度も家で生活することなく亡くなりました。その話を聞いた担当の黒川さん。この子がお家で過ごしたらこんな風だったのかなと想像して棺の前には、あえてお菓子やぬいぐるみ、おもちゃをたくさん散らかして、子どもが遊んでいるようにしましょうとお母さまに絵を書いて提案しました。

当日、家から持ってきたプラレールも走らせ、子ども用のテーブルやイスも置き、本当の子ども部屋のようでした。弟妹や両親の写真も飾り、棺の後ろには一列に綺麗に花を並べました。

出棺の際はお母さまが可愛い服に着替えさせ、棺はあえて大きいものを用意して入れれるだけのおもちゃや新品のランドセルを入れてお見送りをしました。

お葬式に参列した方は見たらすぐに子ども部屋を再現したとわかり、会場は感動の涙に包まれていました。黒川さんは自分も感動したが当家も感動して下さったとおっしゃっていました。

担当者からの一言/黒川さん】20年以上も前のお話ですが、当時会社を立ち上げたばかりで、まだ机ひとつで自分でチラシを作り印刷しポスティングをしていた時代ではっきりと覚えています。未だにそのご家族様と繋がっているので余計に思い出に残っています

取材協力

株式会社 親愛(親愛セレモニーホール)

〒340-0034 埼玉県草加市氷川町2139-18 TEL 048-924-0144

取材後記】当時にしては祭壇がないのは斬新なアイデアですが、遺族の悲しみに寄り添い故人との最後の別れには相応しい、素晴らしい空間づくりだと感じました。また、一人の女の子が繋いだ素敵なご縁にも感動しました。

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