繋がるご縁【ネクストワン】

『霊柩車』が繋いだご縁。

ご縁を大切に「故人らしい」お見送りになりました。

霊柩車の運転手

今年の2月に長い闘病生活の末、69歳で亡くなった故人。長い間『霊柩車の運転手』をしていました。故人の奥様は火葬場の職員をしており、担当の石山さんが仕事で火葬場に行った際に、奥様から病気で先行きが短い、とお話を聞いていたそうです。仕事の関係で故人と奥様のお二人にお会いする事も多く、お世話になっていると仰っていました。また、仕事だけではなく、旅行に行ったり、のみに行ったりするご関係だったそうです。

ご縁

実は、担当の石山さんが葬儀社を始める前のサラリーマン時代。石山さんのお父様が亡くなり、その際に霊柩車を運転してくれたのが故人様でした。それを知ったのは石山さんが葬儀社を始めてからでした。葬儀の関係で故人様にお会いする事があり、もしかしたらあの時の、、、?と思い、石山さんがお父様の葬儀の際に撮った写真を見返したところ、故人様が写っており、直接故人様に確認したところ、やはりお父様の葬儀の際に霊柩車を運転してくれた方でした。

そんなご縁もあり、故人の事を良く知っているし、長いお付き合いでお世話にもなっていたから、と奥様は石山さんに葬儀を依頼したそうです。

故人の好きなもの

葬儀当日はお世話になっている火葬場に併設した式場で葬儀を行いました。お通夜、告別式には最期のお別れをしに100人を超える参列者がみえたそうです。「パパはピンクが好きだったのよ~と」と奥様が言い、棺も祭壇もピンクを選んだそうです。霊柩車のダイキャストのおもちゃを置いたり、アロハが好きだったので、アロハシャツに着替え、大切な家族とたくさんの仲間たちに見送られました。

担当の石山さんは、故人と旅行に行ったときにはアロハを着てるイメージだったなあ、と思い出を振り返りながらお話してくださいました。

白木の宮型霊柩車

火葬場に併設した式場だったので、出棺の際に本来は霊柩車は必要なかったのですが『霊柩車の運転手』だったこともあり、自宅のまわりや思い出の場所、仕事で良く使っていた道など回ってきたらどうですかと提案しました。

今は見かける事が少なくなった『宮型霊柩車』。満場一致での故人のイメージの『白木の宮型霊柩車』で30分ほど出棺の時間を早め、奥様と最期のドライブへ出発し、最期のひと時を過ごしました。

【担当者の一言/石山さん】この業界に就職してから、父の葬儀の時のアルバムを見返すと、霊柩車の運転手が故人であったのが分かり、それからいろいろお世話になった方でした。最後を私がお見送りできたことは、何かご縁を感じるものがありました。

取材協力

ネクストワン

〒179-0075 東京都練馬区高松3-7-17 フレグランス光が丘1F

TEL:03-3991-0278

【取材後記】業界ならではのご縁ではあるが、お父さんの葬儀で霊柩車を運転してくれた方の葬儀を担当することが出来て良かった。故人の奥さまのお役にも立てて良かったと仰っていました。『霊柩車』が繋いだ素敵なご縁に感動しました。

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