色とりどりの風船で飾られた祭壇。
風船に込めた想いはきっと届いているはずです。
和やかな時間
600人という大勢の方に見送られたご主人。祭壇には娘さんや息子さん、お孫さんからの想いが込められた風船を飾りました。風船に囲まれたご主人のお顔はとても温かく輝いて見えました。
「私はピンクの風船が良い!」「黄色にしようかなあ~」「僕は青にする!」「ハートの風船可愛いね」そんな声と共に風船にメッセージを書きながら和やかな時間が流れていました。担当の星野さんが届けた風船はたくさんの想いをのせて「ありがとう」の形になりました。
想いよ届け
告別式が終わり閉式の時間、、、「お父さんに届きますように」「おじいちゃんに届きますように」とそれぞれの思い出を振り返りながら自分の風船を割り想いを届けました。想いがつまったたった一つのお葬式、会場は笑顔に包まれていました。
「こんなお葬式もできるんだね」と驚いていた親族の方もいらっしゃったそう、後日法事で伺った際には、親戚中から大好評だったと喜びのお声をいただきました。みんなから愛されていたご主人、一つ一つのメッセージに涙しほほえみながら受け取ったのではないでしょうか。
【担当者の一言/星野さん】最初自宅訪問した時は急死だった為、中々打ち合わせが進みませんでした。何度か足を運んで会話していく中で家族や親族が故人に対する想いが聞けてきました。そんな時テレビを見ていた時でした、教会での葬儀でしたが悲しんでいる母親のそばで風船が揺れ動いている映像にひらめきました。風船にメッセージを書いて祭壇に飾りませんか?と提案したところ是非やりたいとの返事をいただきました。無事葬儀を終えて家族から思い出に残る葬儀でした。担当が星野さんで良かったです父もきっと喜んでいます。とお声をいただきました。10人のお客様がいれば10通りの考えや想いがあります。そんなお客様の願望やニーズを先読みし提案を常に心掛けています。
【取材後記】お葬式の形にこだわらず、ご家族がどうゆう思いでどんな形で故人様を送りたいかヒヤリングし、後悔が残らないようにご家族の要望に沿った内容、お式の提案を心掛けているとおっしゃっていた担当の星野さん、ご家族が故人を思う気持ちを強く感じ、たった一つのお式の提案ができたのではないかと思いました。