お清めの塩って何に使うの?

お清めの塩とは

お清めの塩は、葬儀から帰る際に身を清めるために使用される塩のことです。

近年では、通夜や葬儀の時に、会葬御礼の挨拶状とともに小さな袋に詰められたお清め塩が配られることが多くなりました。

お清めの塩の意味は?

お清めの塩には、穢れを払う、身を清めるという意味があります。
古来では死に寄り付く邪気を穢れ(けがれ)と捉え、葬儀に参加することで穢れが体に移ると考えられていました。その穢れを家に持ち込まないために塩を使います。
宗教によっては死を穢れとはみなさない場合もあり、清めの塩を使用しない場合もあります。

葬儀から帰った後のお清めの塩の使い方

お清めの塩は、家に帰ったらすぐに使うのが一般的な使い方です。
1.玄関に入る前にお清めの塩を使う

2.胸、背中、足元の順番にお清めの塩を体に振りかける

この流れは血の流れる順番と同じです。邪気が血の巡りとともに体に流れ込まないようにという意味が込められています。

3.体に振りかけた塩を手で払い、塩を踏んで家の中に入る

こうすることで完全に邪気を断ち切ることができるといわれています。

まとめ

お清めの塩は、葬儀の参列者が心身ともに清められ、日常へと戻るための一つの儀式として位置づけられています。しかし、宗教観によって異なる解釈が存在します。葬儀に参加する際は、その地域や宗派の習慣を尊重し、適切な行動を心がけることが重要です。

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