お葬式で流す音楽の選び方とおすすめ曲10選

「自分や家族のお葬式では、好きな曲を流して見送ってほしい」
そんな想いをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
しかし、「お葬式に音楽を流していいの?」「どんな曲が合うの?」と迷う方も少なくありません。

この記事では、お葬式で音楽を流す際のマナーや選び方、心に残るおすすめ曲を紹介します。

お葬式で音楽を流しても大丈夫?

近年では、お葬式で音楽を流すことが一般的になりつつあります
ただし、宗教葬(仏式・神式・キリスト教式など)の場合は、読経や典礼など進行が決まっているため、自由に音楽を流せないケースもあります。
事前に僧侶や司祭へ確認しておくと安心です。

一方、無宗教葬や家族葬では自由度が高く、故人や家族の想いに合わせた曲を選べます。
「静かな中でしめやかに」「温かい雰囲気で明るく」など、希望に沿った演出が可能です。

曲を流すタイミング

お葬式では、以下のような場面で音楽が流れることが多いです。

  • 開式前:参列者が入場し、式が始まるまでの待ち時間
  • 故人の紹介中:生涯を振り返るスライドなどの演出に合わせて
  • お別れの儀:棺に花を入れる場面など、静かな時間の中で
  • 出棺時:最後のお見送りに、想いのこもった曲を流す

音楽が流れることで、式の雰囲気がやわらぎ、参列者の気持ちも自然と故人に向かいやすくなります。

曲選びのポイント

お葬式で流す曲を選ぶときは、次のような点を意識してみましょう。

  • ゆったりとしたテンポで穏やかな曲
  • 故人が好きだった曲や思い出の曲
  • 歌詞の内容やタイトルに不快感のないもの
  • 参列者の年齢層にもなじむ曲

「どんな曲なら失礼がないか」と悩むよりも、「その人らしい時間になる曲かどうか」を大切に選ぶとよいでしょう。

人気の葬儀音楽10選とその印象

1.久石譲「おくりびと」
 映画のテーマ曲として知られる名曲。ピアノの温かく静かな旋律が、最後の時間を包み込みます。
 →「流れた瞬間、涙が自然にあふれた」「厳かで美しい空気に変わる」と多くの方が口にします。

2.中島みゆき「糸」
 人と人との“つながり”を描いた歌。家族や夫婦の愛を象徴する曲として人気。
 →「親の葬儀に流した」「“出会いに感謝したくなる曲”」といった声が多く、幅広い世代に支持されています。

3.いきものがかり「ありがとう」
 感謝を伝える歌詞が印象的で、式全体をやわらかくする一曲。
 →「重くなりすぎず、温かい雰囲気になった」「“ありがとう”の言葉がそのまま気持ちを代弁してくれた」。

4.宇多田ヒカル「花束を君に」
 朝ドラ主題歌として知られた一曲。「悲しみの中にある優しさ」を表現。
 →「出棺の時に流れて感動した」「歌詞が“見送りの言葉”そのもの」と評判です。

5.森山直太朗「さくら(独唱)」
 桜が人生の旅立ちを象徴するような曲。別れの儚さと美しさを感じさせます。
 →「自然に涙がこぼれる」「季節を問わず使いやすい」との声が多いです。

6.コブクロ「蕾」
 「母への想い」を描いた曲として有名。親を送る葬儀でよく選ばれます。
 →「親子の絆を感じた」「優しいけれど力強い歌」として心に残る一曲。

7.MISIA「アイノカタチ」
 “永遠の愛”をテーマにしたバラード。深い愛情を静かに伝えます。
 →「夫婦の葬儀で流して感動的だった」「明るさと切なさのバランスが絶妙」と好評。

8.小田和正「たしかなこと」
 シンプルなメロディーが人生を静かに包みます。
 →「歌詞がまるで故人の言葉のよう」「優しい余韻が残る曲」として選ばれます。

9.パッヘルベル「カノン」
 クラシックの定番。歌詞がないため宗教を問わず使いやすい曲。
 →「静かで上品」「癒される音の重なりが美しい」と人気です。

10.久石譲「Summer」
 映画『菊次郎の夏』で有名。明るくやわらかな旋律が希望を感じさせます。
 →「悲しみの中にも前を向ける曲」「“その人らしさ”を感じられた」との声が寄せられています。

注意しておきたいポイント

音楽を流す際には、著作権や設備の確認も必要です。
特に市販CDを使用する場合、葬儀社を通じてJASRACに確認してもらうと安心です。
また、斎場によっては音楽を流せない場合や、音量制限がある場合もあります。

まとめ

お葬式に音楽を取り入れることで、悲しみの中にも温もりを感じられる時間を作ることができます。
故人が愛した曲、家族にとって思い出深い曲――。
音楽には言葉以上に「想いをつなぐ力」があります。
終活の一環として、「自分の葬儀で流してほしい曲リスト」を残しておくのも素敵な準備です。

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