株式会社メモリードグループ 高崎メモリード支配人 吉岡さんにインタビュー

長崎から始まった冠婚葬祭の歩み

今回お話を伺ったのは、冠婚葬祭を中心としたライフイベントをサポートする「株式会社メモリードグループ」高崎メモリードホールの支配人、吉岡さんです。

1969年、メモリードの前身である「株式会社長崎冠婚葬祭互助センター」が長崎市で創立。現在では1都7県に拠点を広げ、地域の方々の人生の節目に寄り添うサービスを展開されています。

創業当初から大切にされてきたのは、「会員の利益を守り、社会の役に立つ存在でありたい」という想い。
その精神は今も変わることなく、すべてのサービスの根底に流れています。

社名に込められた想いと、企業としての存在意義

社名の「メモリード」は、メモリアル(想い出)をリード(導く)するという意味が込められており、人生のステージをとおして感動を届ける存在でありたいという願いが込められています。

冠婚葬祭を中心にサービスを提供してきたメモリードですが、近年は多様な分野へと展開し、より幅広いライフスタイルを支える企業へと進化。こうした事業の広がりを踏まえ、企業グループとしての役割をより明確にし、柔軟で多様な価値をお届けする存在でありたいという想いから2025年4月、「株式会社メモリードグループ」へと社名を改称しました。新たに「人生に寄りそい、社会を豊かにする」というブランドパーパスを掲げ、様々な事業を有するグループの相乗効果を最大限に発揮し、お客様の多様なライフステージにあわせた真に価値のあるサービスを提供しています。さらに、「人と想いをつないで、多様なお客様一人ひとりに感動をお届けする」という言葉をバリュープロポジションとし、社員一人ひとりが日々の業務の中で意識をされています。

また、社内では部署間の異動も柔軟に行われており、社員の皆さんが異なる分野での経験を活かしてキャリアを築いていく姿も印象的です。

メモリードのお葬式が選ばれる理由

なぜ、メモリードのお葬式は多くの方に選ばれ続けているのでしょうか。
その背景には、創業から大切にしてきた想いや、時代の変化に対応しながら磨き上げてきた3つの強みがあります。

1.充実した施設と対応力
メモリードでは、自宅葬だけでなく、民間の葬儀ホールをいち早く導入。社葬などの大規模な式から家族葬などの小規模な式まで、幅広く式の規模を選べる施設を整えています。現在では全国に210の葬祭施設を展開しており、ロビーの開放感、控室の快適性、宿泊設備や専用厨房など、細部までご遺族や参列者の負担を減らす快適さを追求しています。

2.豊かな歴史と高い実績
創業以来、お客様の希望や時代の変化に応じて葬儀内容の提案・改良を重ねてきたメモリード。現在は年間19,500件以上のお葬式を手がけており、その実績が安心と信頼につながっています。

3.専門性と心遣い
197名の1級葬祭ディレクターが在籍しており、打ち合わせから式の進行、空間演出に至るまで細やかな配慮を込めたサービスを提供しています。特に女性スタッフのきめ細やかな対応や、参列者を含めた皆が快適に過ごせる配慮は、お葬式の場において「心のこもったおもてなし」を体現する部分です。

異動を経て見つけた、やりがいとありがとうの重み

今回インタビューを担当した吉岡さんは、結婚式のサポートからスタートし、葬儀部門へ異動された後も、現場でご遺族に寄り添う日々を送ってこられました。

「もともと人と接することが好きだったんです」と話す吉岡さん。

体力的にも精神的にも大変な仕事である一方、「葬儀が終わったあと、ご遺族の方からありがとうと深く感謝される瞬間は、本当に心に残る」と話される姿に、このお仕事への誇りとあたたかさが滲み出ていました。

「できません」で終わらせない。提案力で応えるプロの姿勢

葬儀という場面では、ご遺族が不安や迷いを抱えていることが多くあります。
そんな時、吉岡さんが大切にしているのが、「まず否定しない」こと。

お客様のご希望に対して「できません」で終わらせるのではなく、代わりの方法や提案を必ず提示する姿勢を貫いています。それは、葬儀の現場で培った経験から自然と身についた姿勢だといいます。

変わる葬儀のかたちに応えて「メモリードの家族葬」

時代の変化とともに、葬儀のかたちも少しずつ多様になってきました。
メモリードでは、大規模な社葬からご家族中心の小規模な式まで、幅広いスタイルに対応できる体制を整えてきました。しかしその一方で、「立派なお葬式をしてくれる会社」という印象をお持ちの方も多く、少人数でのシンプルなお別れが想像されにくいという声もあったそうです。

そうした中で、今まさに立ち上げを進めているのが、新しい家族葬ブランド「メモリードの家族葬」。
より身近であたたかなお別れにも自然に寄り添える存在を目指し、式場やプランの準備が進められています。

一人ひとりのご希望に合った葬儀のかたちをもっと自由に選べるように。規模を問わず柔軟に対応できることこそが、メモリードグループの大きな強みといえるでしょう。その体制と、これまで積み重ねてきた信頼を土台に、地域に根ざした「安心して相談できる存在」であり続けようとしています。

取材協力

株式会社メモリードグループ
〒371-0847

群馬県前橋市大友町1-3-14
TEL:0120-1-365-24

【取材後記】創業から半世紀以上。地域の暮らしに根ざし、一人ひとりの人生に静かに寄り添ってきたメモリードグループ。お話を伺うなかで印象的だったのは、「できません」とは言わず、常に別の方法を探すという吉岡さんの姿勢でした。お別れの場が、悔いなく、あたたかくなるように——
そんな想いが、今日も現場でかたちになっていることを感じました。

タイトルとURLをコピーしました