合掌とは
左右両方の手のひらを胸の前で合わせ拝むときに礼拝の仕草のことを合掌といいます。
仏様と人間が一体となり成仏を願う気持ちを表し、故人に対する敬意や哀悼の意をしめします。
合掌の意味は?何のために?
合掌とは両方の手のひらを胸の前で合わせること。
仏教の行事や儀式において特に見られるもので、葬儀の際には遺族や参列者が故人の魂に対して静かに祈りや感謝の意を伝えるために行われます。
仏教で、右手は仏の世界、左手はすべての生物の世界を示します。この右手と左手を合わせる形になる合掌は、仏とあらゆる命が一体となり、成仏することを表しています。
また、左右対になっているものがひとつになることを意味しています。
合掌の代表的なやり方
合掌の基本は、指と指の間をしっかり閉じた状態で左右の手のひらを胸の前で合わせます。
胸はつけず、胸から少し離しておきます。
肩やひじの力は抜き、合わせた指先を約45度の角度で傾けましょう。
頭は前方に軽く傾け、目を軽く閉じます。
まとめ
合掌することで相手への感謝と哀悼を表しています。
合掌は簡単ながらも、故人への最後の別れにおいて深い意味を持つ行為であり、遺族や他の参列者に対しても敬意を示す行動です。