株式会社フレシード 西東京支社 支社長 山﨑さんにインタビュー

フラベルの花祭壇とは

株式会社フレシードは2009年に創業し、生花祭壇を中心に葬儀の現場を花で彩る事業を幅広く展開してきました。社名はflower(花)とexceed(卓越)を掛け合わせた造語で、「卓越した花をお届けする」という想いを込めて名付けられました。創業以来、家族葬から大型葬儀まで幅広い演出を手掛け、葬儀の現場で欠かせない生花祭壇や供花を数多く提供してきました。

その経験を活かし、2017年に立ち上げたのがBtoC向け事業 フラベルの花祭壇です。
名称はフラワー(花)と「選べる」を組み合わせたもので、ご遺族が自由に祭壇を選択できるようにという願いが込められています。人生をなぞらえたデザインや趣味をテーマにした祭壇など、多彩なバリエーションを用意し、オーダーメイドにも柔軟に対応しています。

ご遺族の選択肢を広げる取り組み

一般的に祭壇は葬儀社を通じて選ばれることが多い中、フラベルの花祭壇はエンドユーザーが直接ご注文いただける点に特徴があります。葬儀社様の先にいらっしゃるご家族や故人様の想いを、より直接的に形にできる仕組みを提供しています。

また、大規模な仕入れにより安定した品質と価格を実現し、東京・神奈川・埼玉・千葉を中心に、多くの式場で施行実績を重ねてきました。

ご遺族に寄り添うための姿勢

葬儀は一度きりの大切な時間であり、やり直しはできません。
だからこそFLABELの花祭壇では、社員一人ひとりが寄り添う姿勢を持ち、緊張感をもって現場に臨むことを大切にしています。

フレシードには10項目から成る行動指針があり、その中でも「素直な心で前向きに物事をとらえる」という考え方を重視しています。この姿勢が現場での判断やご遺族との向き合い方に生かされ、社員教育を通じて組織全体に浸透しています。先輩の姿勢を見て後輩が学び、その想いが受け継がれていくという循環が、同社の大きな強みとなっています。

山﨑様の歩み

山﨑様がこの業界に入ったきっかけは、偶然ウェブサイトで目にした一枚の祭壇写真でした。
花でどうやって絵のような世界を作り上げているのか。その興味から大学卒業後すぐに入社しました。

最初に直面したのは、花に「顔」があるという基本的な知識でした。表と裏を見極め、正しい方向で挿すことの難しさに戸惑いながらも、先輩の技術を何度も真似て学び、切り花をいかに生き生きと見せるかを体得していきました。

その後は人材管理や売上管理など支社運営全般に携わるようになり、現在は西東京支社を統括しています。山﨑様が最もやりがいを感じるのは、ご遺族が最後に故人様へ花を手向ける瞬間です。「ありがとう、」「また会おうね」と声をかけながら花を添える姿を見届けることで、花を通じてご遺族の力になれていると実感できるといいます。

今後の展望

西東京支社には現在30名弱のスタッフが在籍しています。山﨑様は、これまで先輩や上司が築き上げてきた基盤をさらに発展させることを目標とし、自らの手で一から挑戦する機会にも意欲を持っています。葬儀という特別な時間に向き合う緊張感と責任感を胸に、これからも一件一件に全力で取り組んでいきたいと考えています。

企業理念と社会への貢献

株式会社フレシードの企業理念は「全従業員の幸福を追求すると共に、つながりのある人々・企業と信頼を築き、真理を基として社会の発展に寄与する」ことです。花を通じて心豊かな社会を実現することを使命とし、安心と感動を提供しています。

また、FLABELの花祭壇のInstagramでは「花祭壇のストーリー」を発信し、一般のお客様に花祭壇の魅力を身近に感じていただけるよう取り組んでいます。BtoBとBtoCの両輪で展開しながら、花で彩るお別れの時間を広く届けていくことを目指しています。

取材協力

株式会社フレシードフラベルの花祭壇
〒134-0081 東京都江戸川区北葛西1-22-19
TEL:0120-455-580 FAX:03-5667-7681

【取材後記】BtoB・BtoCそれぞれの強みを活かし、ご遺族に寄り添う姿勢を貫いていました。花で故人様との最後の時間を彩り、社会に貢献し続ける企業姿勢が印象的でした。

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