小さなかたちに溢れる大きな感謝と愛情【株式会社 ゴダイ】

できることを少しずつ
限られた中で実現した心あたたまるお別れ

ご家族の想いに寄り添った火葬式

樹木葬の霊園をご契約されたご家族からご依頼をいただきました。亡くなられたのは83歳のご主人。
火葬式のみで、ご自宅で納棺を行うことになりました。

「どうしたらいいのか、何もわからなくて…」というご家族のお気持ちに寄り添いながら、私たちは「こんなこともできますよ」「もしよければ、これを入れてあげませんか?」と一つひとつ、できることを丁寧にお伝えすると、「それならやってあげたい」と、少しずつご希望を加えてくださったご家族。限られたご予算の中で「自分たちにできる精一杯のことをしたい」と、お見送りのかたちを共に考えていきました。

思い出の白い花に込めた感謝と愛

迎えた当日、奥様とお子様3人、そしてお孫さんたちを含めた十数名のご家族が集まりました。

お別れの準備がゆっくり進む中、皆さま手に取られたのは、ご夫婦で愛した白のトルコキキョウ。「思いやり」と「永遠の愛」という花言葉に込められたように、家族を大切にしてきたご主人の優しさ、そして注いでくれた愛への感謝を胸に、一輪ずつ棺へと手向けられました。

日常を共にした帽子やかばんなども、優しく手渡されるように棺へ入れられました。
「向こうでも、普段と同じように過ごしてほしい」
そんな奥様の想いが込められていました。

また、ご家族で選んだ写真も入れられ、温かな記憶がそっと棺の中に重ねられていきました。

旅立ち前に刻まれた家族の一枚

棺を閉じる前に、ご家族全員で故人様を囲み、写真を撮ることになりました。
「家族全員で写真を撮ったことなんて、ほとんどなかったから…」
そうおっしゃりながら、皆さまで笑顔をつくり、涙をこらえてシャッターを切った一枚。

特に印象的だったのは、ご長男の姿でした。
ずっと気丈にふるまっていましたが、いざお別れの瞬間になると涙が止まらず、それでも一生懸命笑顔をつくって、感謝の言葉を口にして…。

その姿を見て、お孫さんたちが優しく支えるように寄り添っていたのが、忘れられません。

ご家族から届いた温かな言葉

火葬当日まで担当させていただき、最後の挨拶をした際にご家族から「本当にありがとうございました」と感謝の言葉をいただきましたが、それだけではありませんでした。
本来なら49日の納骨のときに訪れる霊園に、ご家族はそれよりも早く訪れてくださり霊園スタッフにもお礼を伝えてくださりました。

そのときのお言葉は、とても心に残るものでした。
「火葬だけなんて、葬儀屋さんもお金にならないだろうし、 式なしでは寂しいものだと思っていたけれど、 嫌な顔ひとつせず、親身になって寄り添ってくれて本当に感謝しています。 私たちにできる範囲で精一杯送り出してあげられて、とても満足しています。 樹木葬をお願いして、そこから葬儀も利用しましたが、 霊園にも葬儀スタッフにも大変お世話になりました。」
いただいた言葉は、私たちにとっても何よりの宝物です。

故人様は生活の中で苦労も多かったそうですが、それでも3人のお子様を立派に育て上げてこられました。
「本当は住職にもお願いして、きちんと葬儀をしてあげたかった」
そう願いながらも、ご予算の都合で泣く泣く諦めざるを得なかったご家族。

それでも、向けてくれた愛情に応えたい。自分たちにできる範囲で、精一杯の感謝を返したい。
そんなお子様たちの想いの強さが、何よりも印象的でした。

私たちは、どんなかたちでも、ご家族の想いがこもったお見送りが叶うよう、これからも寄り添い、支えていきたいと思っています。

【担当者の一言/塚越さん】火葬しかできない。自分たちが今まで向けてくれた愛情分、十分に送り出してあげられるのか、、、父に申し訳ない。ご家族のちょっとした一言でした。できることは限られている状況で、それでも後悔を残して欲しくないと思い、何をしてあげられるのか、家族の一員になったつもりで一緒にお見送りをさせていただいた火葬式でした。自社霊園のご契約から始まったご縁ですが、葬儀、霊園、お墓、樹木葬、仏壇等、供養のワンストップサービスで自社運営しているからこそ、大切なご家族のご逝去から納骨、その後も続く供養まで、長いお付き合いをしながらお力になれることに改めてやりがいを感じました。

取材協力

株式会社 ゴダイ
〒379-2235 

群馬県伊勢崎市三室町5277番地
TEL:0270-62-6525

【取材後記】改めて感じたのは「式の大きさや形式にかかわらず、ご家族の想いが伝わることこそが本当の葬儀の価値なのだ」ということでした。「火葬しかできない」と悩み、申し訳なさを口にされたご家族。それでも「できる範囲で精一杯」というお気持ちを胸に、白いトルコキキョウや思い出の品々、そして写真に想いを込めて、お見送りされました。大切なのは「どれだけ立派な式だったか」ではなく、「どれだけ想いを込められたか」。涙をこらえて撮った家族写真や、ご長男のあふれる涙に寄り添うお孫さんたちの姿は、ご家族にとってかけがえのない記憶になったのではないでしょうか。

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