
通常のお盆との違いと、必要な準備・マナーを解説を紹介します。
初盆(新盆)とは?
初盆(新盆)とは、故人が亡くなってから初めて迎えるお盆のことです。
この時期には、特に丁寧に故人を供養する習慣があり、通常のお盆よりも準備や行事が増えるのが特徴です。
初盆に必要な主な準備
初盆では、以下のようなものを用意することが多いです。
・案内状(親族・関係者へ)
・白い提灯(故人が迷わず帰ってこられる目印)
・特別なお供え(好物や霊供膳など)
・返礼品(法要参加者への贈り物)
・僧侶への読経依頼(初盆法要)
白提灯の飾り方と注意点
初盆で使用する提灯は、通常のカラフルな盆提灯ではなく「白提灯」が基本です。
飾る位置やタイミングにもマナーがあります。
- 飾る時期:8月上旬ごろから設置可能
- 飾る場所:玄関や仏壇の近くが一般的
- 火入れ:迎え火のタイミングで灯します(LEDタイプでも可)
白提灯は初盆だけの使用で、終了後は「お焚き上げ」などで丁寧に処分するのが通例です。
法要を行う際の流れ
多くの場合、13日または14日に親族が集まり、僧侶を呼んで読経(棚経)をしてもらいます。
「絶対にこうしなければならない」という決まりはありません。
地域の風習や家庭の状況に応じて、“気持ちを込めた供養”ができれば十分です。
わからないことは寺院に相談するのもおすすめです。
【流れ例】
- 開式のあいさつ
- 読経
- 焼香
- 故人の思い出を語る時間
- 会食(地域により)
- 閉式・返礼品のお渡し