散骨証明書とは
最近では、故人の遺骨をお墓に埋葬するのではなく、海や山などの自然に還す散骨を選ぶ方が増えています。しかし、散骨を選んだ場合、「散骨した後は何の記録も残らないのではないか」と不安に思う方も多いでしょう。
実際には、海洋散骨を行ったときには「散骨証明書」が発行されます。この証明書は、散骨が実際に行われたことを証明するもので、具体的な散骨の場所や日付が記載されています。
記載されている情報
散骨証明書には以下の情報が記載されます。
- 散骨を実施した日付 – 故人が散骨された正確な日付。
- 故人の名前 – 散骨された方のフルネーム。
- 散骨をした海域の緯度・経度 – 散骨が行われた具体的な場所を示す座標。
この証明書は公的な書類ではありませんが、ご家族にとっては故人の散骨が実際に行われたという貴重な証明です。例えば、法事などの節目に散骨した場所を訪れる際の目安となります。
また、業者によっては、散骨の当日の天気や気温、散骨の様子を記録した写真や動画を提供するサービスもあります。これにより、散骨の日の詳細な状況がわかり、記念として残すことができます。
まとめ
散骨証明書は散骨を行った証として非常に大切なものです。紛失しないように大切に保管しておくことをおすすめします。