炉前(ろぜん、ろまえ）は故人との最後のお別れの場所

炉前（ろぜん、ろまえ）

炉前(ろぜん、ろまえ）とは、火葬炉の前に設けられたスペースのことです。葬儀では、この場所が故人との最後のお別れをする場となります。炉前は、火葬場に設けられた特別な部屋である「炉前室」とも呼ばれることがあります。ここで遺族や参列者が集まり、故人に最期の別れを告げます。

炉前室で読経すること

火葬前に、炉前室で僧侶が読経を行うことを「炉前読経」と言います。炉前読経は、故人の魂が安らかに成仏するよう祈るための儀式です。僧侶が読経を行うことで、故人への最後の祈りを捧げます。

ただし、炉前読経が行われない場合もあります。これは火葬場の事情や時間の制約によるものです。炉前読経を行うかどうかは、葬儀社や火葬場に事前に確認しておくと良いでしょう。

まとめ

炉前は、故人と生前の姿でお別れできる最後の場所です。この場所で行われる儀式は、故人との思い出を振り返り、心穏やかに過ごすための大切な時間です。炉前での儀式を通じて、故人への感謝とお別れの気持ちを込めた祈りを捧げましょう。